執筆者:KiyoリハビリPROS 理学療法士
清塚顕
監修:白庭病院 副院長
川田和弘
「リハビリをしたほうがいい」と言われるが・・・。
パーキンソン病の疑いから検査を得て、確定診断が下された時当事者は大きなショックを受けます。「まさか自分がパーキンソン病になるなんて」「この病気の事よくわからない、症状はどうなるの・・、仕事は続けられるの・・」不安と焦り、疑問がない交ぜになり頭がいっぱいいっぱいになってしまします。それは当然のことです。これまでの人生でパーキンソン病という病気について良く知らない方がほとんどでしょう。混乱の中で何とか現状の理解に努めようと頑張っている時期に周りから言われるあの一言。

「リハビリしたほうがいいよ」
しかし言われた本人は頭の中に大きな?マークが浮かんでいます。その疑問はズバリ『リハビリって何?なんでせなアカンの?』ではないでしょうか。そのお気持ち良く分かります、多くの方は人生でリハビリの体験が無いでしょうし、そもそもリハビリが何をするものかも良く分からないのではないでしょうか。
リハビリのゴールデンタイムを逃さないで
そうやっているうちに頭からリハビリという言葉が徐々に消えていき、パーキンソン病初期の様々なリハビリにチャレンジできる時期を逃している方を大勢見てきました。あまりにももったいない事です。
パーキンソン病にリハビリがどれほど大切かという事を多くの方に知っていただくために、数回に分け解説していきます。